[4]「貯蓄型」と「掛け捨て型」のちがい

生命保険には、大きく分けて貯蓄を目的とした「貯蓄型」と、保険料の割安な「掛け捨て型」があります。それぞれの特徴から見直しの参考にしてみましょう。

◎貯蓄型の生命保険
貯蓄型の保険は、死亡保険金または満期保険金を受け取ることができる保険で、子供向けの「学資保険」も含まれます。保険料は割高な傾向にあり、また、早期に解約した場合は払込金額を割り込む可能性もありますが、学資保険の場合は契約者(親)が亡くなった場合、以後の保険料が免除されるという特約が付いています。

◎保険料を抑えたい時の生命保険
生命保険の保険料負担を抑えたい場合、掛け捨て型の保険や5年~10年の定期型の保険もあります。また、企業での団体加入保険があるなら検討してみましょう。一般向けの保険よりも保障内容が優遇されていたり保険料が割安だったりする場合があります。ただし、保険の検討や見直しをする際、本人の健康状態により加入できるかどうかが決まります。切替えの際は十分検討の上でおこなってください。

◎貯蓄型保険を「払済保険」への変更も
貯蓄型の生命保険によっては「払済保険(はらいずみほけん)」に変更することも可能です。払済保険とは、保険を解約することなく、支払い済の取扱いに変更する方法となります。保障の額は減りますが、保険契約を縮小して維持することができ、保険料の負担もなくなります。支払いの継続が難しい場合などは保険会社に相談してみてはいかがでしょうか。

(※3)「遺族年金」日本年金機構
(※4)「団体信用生命保険」全国信用保証協会連合会