年金制度は本当に破綻しない?

年金受給年齢の幅が広がったことで、「年金を払う余裕がないのではないか」「自分がもらい始めるときには破綻しているのではないか」という不安を抱えている方もいるかもしれませんが、その心配はいりません。

公的年金には長期的な給付と負担のバランスを図る仕組みがあります。健全に運営されているかは「財政検証」で定期的にチェックされ、その内容も公開されているのです。2019年8月27日には「2019(令和元)年財政検証結果のポイント」が公表されました。

年金は5年に1度の制度改正や財政再計算を行いながら、常に水準を見直して運営されています。そのため、受給している途中で打ち切られたり、受給前に破綻してもらえなくなったりすることはありません。

また、そのときの物価や賃金上昇率に合わせて見直しがされているため、給付の水準が急激に下がるといったことも起きないのでご安心ください。