節約のために夫婦でやめたこと

そんな老後を見据え、節約を始めたという人たちは具体的にどんなことをやめたのでしょうか。

【外食】

「外食をやめました。贅沢は年に1度の結婚記念日にと決め、このお店よさそうだねと夫と話すことも楽しみの1つに」(Yさん・52歳)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響もあり、外食から家飲みにシフトしている人も多いのではないでしょうか。完全にやめてしまうのではなく、楽しみをつくっておくと心の余裕にもつながりそうですね。

【現金払い】

「夫と話し合い、現金払いをやめてキャッシュレスに。電子マネーやクレジットカードはポイント還元率のいいものを使っています。使いすぎを防ぐため、夫婦で共有できる家計簿アプリで収支が分かるようにしました」(Hさん・47歳)

昨年のポイント還元事業をきっかけに浸透したキャッシュレス決済。ポイントをためる「ポイ活」もSNSでよく話題にあがっています。よく使う店舗や自分たちの生活スタイルから貯めやすいポイントを見つけると、節約の強い味方になってくれますよ。

【旅行】

「毎年行っていた海外旅行をやめました。行くなら近所に日帰りで。老後もこの家でずっと過ごしていくことになりますし、旅行に行ったつもりで寝具をいいものに変えるなど、自宅を快適にすることを最近は重視しています」(Uさん・54歳)

コロナ禍でのステイホームをきっかけに、家で過ごす時間に目を向けた人も少なくないようです。老後を長く一緒に過ごすからこそ、自宅の居心地よさも大切にしたいところですね。