年収にするといくら?

まずは、合計所得金額について簡単に説明しておきます。収入から必要経費を引いたものが所得です。給与の場合は必要経費にあたる給与所得控除を引いたものが給与所得です。所得には給与所得以外にも不動産所得、事業所得、利子所得、雑所得などいろいろありますが、これらを合計したものが合計所得金額になります。

ここでは、わかりやすく収入が給与のみ、公的年金のみの場合の年収の目安を表にしてみました。
公的年金の場合、年金収入から公的年金等控除額を引いたものが所得となり、65歳未満と65歳以上で控除額が異なります(表参照)。

(筆者作成)

どんな優遇がある?

さて、住民税非課税世帯がどんな世帯なのかがわかったら、次にどんな優遇制度があるのか見ていきましょう。

保育料無料(幼児教育・保育の無償化)

3歳から5歳児の幼稚園、保育所、認定こども園などの利用料が無料となる制度において、住民税非課税世帯は、0歳から2歳児についても無料となります。