意味づけ・関連付けで忘れにくくなる

エビングハウスの忘却曲線で注意したいのは、これは「無意味な綴り」を記憶させた結果だということです。全く意味のない言葉であれば、すぐに忘れてしまうのも無理はありません。

人は機械的な記号を覚えるよりも、意味やストーリーのある方が記憶に残りやすいものです。例えば「こでうかもしあぱんほ」という文字の羅列よりも、「ノートを書き終えたので新しいものを買う」という情報の方が忘れにくいでしょう。

記憶には何らかの意味づけや関連付けが重要です。そうやって情報に“枝葉”をつけて覚えやすくすることを「精緻化(せいちか)」といいます。

具体的には、歴史の年号を覚える時に使う「語呂合わせ」が分かりやすいでしょう。背景や追加情報とあわせて理解するのも効果的です。また、画像やイラストで視覚的に覚えるのも良いですね。画像を使えば、文字だけよりも6倍記憶に残るという研究もあります。

このように意味づけ・関連付けで情報のボリュームを増やし、記憶した内容を忘れないようにする工夫も大切です。