復習のタイミングと繰り返しが重要

忘却曲線から言えるのは、学んだことは早いうちに復習する方が効率的ということです。では、具体的にいつ復習をするのが良いでしょうか。

正解は一つではありませんが、おおむね以下のタイミングが目安となるでしょう。

  • 10分後(覚えた直後)
  • 1日後(翌日)
  • 1週間後
  • 2週間後
  • 1ヶ月後

まずは覚えた直後に軽く復習することが大切です。そして翌日には必ず振り返るようにしてください。そうすれば、あっという間に忘れてしまうこともありません。徐々に間隔を長くしながら復習を繰り返すことで、効率よく記憶を保つことができます。

ポイントは「忘れてしまう前に復習すること」です。社会人は忙しいからこそ、適切なタイミングに合わせて、なるべく少ない手間と時間で勉強するようにしましょう。

またこのように何度も繰り返して復習することは、長期的な記憶にもつながります。精神科医の樺沢紫苑氏によれば「脳は何度も使われる情報を、“重要な情報”と判断して記憶に残す」といいます。

インプットの繰り返しで記憶は強化されていくため、覚えっぱなしにはしないことです。タイミングを図って反復することで、学んだ知識を定着させましょう。