子供だけでなく、大人の世界にもはびこっているのが「イジメ問題」。ママ友の世界も例外ではありません。取るに足らない些細なことをきっかけに、相手の心に深い傷を負わせるような巧妙かつ卑劣なイジメを行っている…そんなママがいるとは、あきれて言葉も出ません。

しかし、悲しいかな、これが現実。今回は、ママ友イジメ体験者が、その凄絶な内容を赤裸々に語ってくれました。

きっかけは「娘の習い事」

5歳の女の子のママ、Aさんは昨年、引っ越しをしました。理由は「ママ友からのイジメ」。

「母親の人間関係がうまくいかないから、という理由で引っ越すなんて…と、あきれられるかもしれませんが、私がもう限界でした。ママ友グループから一刻も早く物理的、精神的に距離を取りたい、と思ったんです」

もともとAさんは、イジメをしかけてきたママ友グループの一員。娘が幼稚園に入園する前から通っていたキッズダンスグループの仲良しメンバー5人で、時には子供も一緒にピクニックをしたり、ママだけでランチやお茶をしたり…と良好な関係を保っていました。

「グループには、Cさんというリーダー格のママがいました。Cさんの娘はとてもダンスが上手で、他の子に手取り足取り振り付けを教えてくれる優しい子。Cさん自身もすごく面倒見がいい頼れる姉御的存在でした」