「もちろん誘われていません。娘は小声で『なんで?』と私に聞いてきて…『ごめんね』としか言えませんでした」

立ち向かわず「逃げる」のも選択肢のひとつ

一度は心が折れそうになったAさんですが、娘が『発表会を頑張りたい』と訴えたのでそれまでは頑張ることに。

「レッスン場に行くたびに、聞こえるように『なんかメイク、ヘンよね』『あのワンピ、似合ってない』などと聞こえるように言ってくるCさんたち。くだらない、と頭ではわかっていても心はやはり傷ついていました」

大人たちの様子を見ていたからか、子供たちの仲にも変化が生じます。

「周りの子供たちが『XXちゃん、踊りヘン!』と言ったり、娘が『遊ぼ』と言っても『あっち行こ』と仲間外れにしたり…。だんだんと娘も『ダンスに行きたくない』と泣くようになりました」

イジメはエスカレートし、ついにAさんが参加しているグループLINEで、明らかにAさんの容姿を誹謗中傷している、と思えるやり取りが行われるようになりました。

糸が切れたAさん、LINEを夫に見せ、泣きながら「辛い」と訴えます。