「LINEを見た夫の怒りは相当のものでした。まずはそのグループLINEに『Aの夫です。これは明らかに一線を越えてしまった。法的措置も検討します』とだけ書き残し、グループを退会してくれました」
「もう、こんな人たちの近くにいたくない」と話すAさんに「じゃあ引っ越そう。幸いうちは賃貸だし、こんな人たちに悩まされる環境は君のためにも娘のためにもよくない」と言ってくれた夫。
「霧が晴れたように心が楽になりました」とAさん。引っ越し後は穏やかな生活が戻ってきたそうです。
「でも、もうママ友はいらない。あんな思いはコリゴリです。それに、引っ越したとはいえ同じ市内なので、いつかばったり会ってしまうのでは…とビクビクしています」
まとめ
「今思うと、娘がセンターに選ばれたときに、選ばれなかった子たちの気持ちも考えずによろこんでしまった…私も悪いんですけどね」と振り返るAさん。
しかし、そのことがイジメの免罪符になるのか?というと答えは「NO」。どんなに悔しかろうが、その思いは自分の中におさめて、選ばれた子供の健闘を褒めてあげる…それがいわゆる「普通の母親」ではないでしょうか?
しかし、それができない人が多いのも現状。
世の中には、自分の悔しさ悲しさを「イジメ」という形で解消しようとする人が、少なからずいる…それが現実なのです。
大中 千景