思わぬトラブルを防ぐには?

こうみると、サービス内容や解約方法などで思わぬ落とし穴があることがうかがえます。こうしたトラブルを未然に防ぐにはどうすればいいのでしょうか。いくつかのポイントをおさえておきましょう。

実際の「葬儀全体」にかかる費用をイメージしておく

積立金でカバーできない分は、自分たちで用意しなければなりません。とくに多いのは、『葬儀代以外の費用が予想以上にかかった』というケース。火葬場使用料や式場使用料だけでなく、飲食・返礼品費用、お布施などにかかる費用も確認しておきましょう。

また、地域によっては、相場より高い葬儀代がかかる場合があります。実家や義実家の地域性をチェックしておくと安心でしょう。

加入プランを再確認する

すでに互助会を利用している人も、今一度加入プランを再確認してみましょう。「積立金の総額はいくらなのか」「解約時はどのような手続きが必要なのか」「満期の後に解約する場合も解約料が発生するのか」など、隅々まで目を通すことが大切です。不明な点があれば、担当者に問い合わせておきましょう。

家族で契約内容を共有しておく

前述のように、いざ葬儀という段階になって『積み立てていた金額では足りない』ことが判るケースは珍しくありません。『葬儀代は自分で用意してあるから安心して』という言葉を鵜呑みにせず、具体的な契約内容は、家族で共有しておきましょう。

自分の理想の葬儀について、事前に伝えておくのもいいですね。