介護保険制度とは

介護保険制度は、介護が必要になったときに社会全体で相互に支えあう仕組みです。65歳になると、各市区町村から介護保険の被保険者証が郵送されてきます。

公的介護サービスを受けるためには、市区町村の窓口や地域にある包括支援センターで手続きをする必要があります。具体的には、「要支援・要介護認定」によって「介護を必要とするレベル」の判定を受けたあと、一人一人にあったケアプランを作成し、必要な介護サービスにつなげます。

要支援・要介護認定とは

ざっくり言うと、要支援とは日常生活能力が低下して「支援」が必要な状態で、要支援1と要支援2の2段階があります。一方、要介護とは寝たきりや認知症などによって「介護」を必要とする状態を指し、要介護1から要介護5までの5段階に分けられます。

公的介護サービスの種類

公的介護サービスは大きく3つに分類できます。

  1. 在宅サービス・・・家庭などで利用する介護サービス。訪問介護(ホームヘルプ)・訪問看護・訪問リハビリ・通所介護(デイサービス)・通所リハビリ(デイケア)など。
  2. 地域密着型サービス・・・市区町村に住民票がある人のみが利用できるサービス。
  3. 施設サービス・・・特別養護老人ホームなどの介護保険施設に入所するサービス。要支援の人は対象外です。