現金を持ち歩かなくても、ショッピングや交通機関に利用できる電子マネー。日常的に使っているという人も多いことでしょう。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行してからは、「現金よりもキャッシュレスのほうが衛生的」と考える人が増えたこともあり、利用が拡大しています。一方、安全に使うためには、知っておきたい注意点もいくつかあります。
私たちの生活に浸透しつつある電子マネー。便利なツールだからこそ、安全に使っていきたいですよね。
電子マネーの利用は増加中
電子マネーは、企業が提供している電子決済サービスです。現金と同等の価値があり、現金と同じように使えることが特徴です。総務省によると、電子マネーの利用は年々増えています。
総務省の「家計消費状況調査年報(二人以上世帯)令和元年(2020年)度」から、電子マネーの1世帯あたりの平均利用金額(月額)をご紹介します。
COVID-19が拡大した2020年4~6月期には、電子マネーでの支払い額が、例年より急増していることがわかりますね。
電子マネーを持つ人自体も増加
次は電子マネーを所持している人がいる世帯の割合をみていきます。
2019年時点では、「電子マネーを持っている人がいる世帯」の割合は6割ほどでしたが、2020年4~6月期には7割を突破しています。「ウィズコロナ時代」を迎え、電子マネーの普及が一気に進んでいるようです。