樹木葬

墓石の代わりに目印の樹木を植えて、根元に納骨する樹木葬。樹木葬の仕組みは、基本的に永代供養墓と同じで、お墓の管理や供養は墓地の管理者がしてくれます。埋葬の方法も「単独墓」、「集合墓」、「合祀墓」があり、単独墓であれば、樹木の下に石材の目印を置いて従来の一般墓のように納骨ができる場所もあります。

費用も約70万円と一般墓を建てるよりも安価なので、単独のお墓は欲しいけれどあまりお金を掛けたくないという人にも人気です。樹木葬は、街中から離れた山の中の木の下に納骨する「里山型」と町の墓地や霊園に隣接する「都市・公園型」が一般的。

一般墓や永代供養墓と比べ、自然に近い形で埋葬ができる樹木葬は、新しいお墓のかたちとして注目されています。しかし、永代供養墓同様に後からお骨を取り出せないことや、場所によっては草木が茂ってお墓が荒れやすくなる、遠すぎてお参りに行きづらいなどのデメリットもあります。