自分にニンジンをぶら下げてみる

若い人はまだ給料も低いため、投資のためにまとまったお金を用意するのは難しいかもしれません。そもそも「余裕資金で行う」のが投資の基本。仮になくなったとしても生活に支障をきたさない金額で投資を始めたいところです。

・・・と考えると、毎月1~2万円の資金での投資スタートであれば現実的かもしれませんね。少額で低リスクの投資を検討したとき、上位の候補に挙がるのは投資信託でしょう。

投資信託には、「分散投資のバランス」や「手数料不要」をウリにするものや、「分配金再投資」によって複利効果が期待しやすいものなど、さまざまな商品があります。いずれも、投資・運用ののプロが選んだものですので、はじめて投資する人にもハードルが低め商品が多いといえるでしょう。

スタート時点から40年後を見据えて投資するのに越したことはありません。ですが、最初のうちは「毎月1万円を投資して元本が○万円に達したら」解約し、それを自分の「お楽しみ」のために使う計画を立てる、というやり方でもよいかもしれませんね。

海外旅行や、高価なインテリア、など、積み立て投資のモチベーションに繋がり、かつ手の届きやすい目標を定めるのです。

目の前に「ニンジン」をぶら下げることで、「期限・目標・ルールを決めて投資に臨む」という最も大切な姿勢が身に付きます。

40年継続を目指しても、ゴールが遠すぎて実感がわきづらいかもしれません。でも、20カ月なら現実的な目標としては妥当な期間でしょう。「お楽しみ」のために積み立てをしながら投資経験が積めるので一石二鳥でもあります。