「食品ロス」みんなの意識とは?

前述の「令和元年(2019年)度消費者意識基本調査」では、食品ロス問題についての認知度は88.1%までにのぼりました。老若男女で、食品ロス問題に対しての関心の高さが垣間見える結果に。では、皆さんは日常の食品や食事についてどのようなことに気をつけているのでしょうか。

この調査の結果で、最も高かったのは「外食時、食べきれる量を考えて注文する」(81.8%)で、次に「残さず食べる」(70.0%)となりました。家でも外食先でも、出されたものは完食することを意識している方が多いようです。食品ロスをなくす観点からも、マナーにおいてもぜひ心がけたいことですね。

※消費者庁の資料をもとに編集部作成

※ドギーバッグ:食べ残しを持ち帰るための容器のこと

また買ってきた食品に対して「食材別に決まった置き場所がある」(69.6%)や、「賞味期限を過ぎた食品があれば食べられるかどうかを判断し、すぐに捨てない」(69.1%)という結果も…。

「食べる機会を逃してしまう」のも食品ロスのひとつです。置き場所を決めると、在庫管理が楽になるメリットがありますので、保存や管理を工夫し買ったものを無駄なく食べることが大切ですね。

食べても捨てても、食品にはお金がかかっています。食品を捨てることはお金を捨てること。食品ロスを減らして、節約につなげる方法を考えてみましょう。