貯蓄「1,000~1,200万円」世帯の平均年齢は約60歳

つぎに、貯蓄「1,000~1,200万円」世帯に絞って、年収の分布をみていきます。

(総務省の資料をもとにLIMO編集部作成)※抽出率調整済実数で表記

貯蓄現在高階級1,000~1,200万円の世帯でボリュームゾーンとなっている年間収入は、300~350万円です。次いで1,000~1,250万円となっています。確かに年間収入1,000万円以上の世帯も多いですが、年間収入200万円未満の世帯も一定数います。平均年齢は約60歳とやや高めです。

年間収入が高いわけではなくても、時間をかけて貯蓄1,000万円に成功している世帯はあるようです。

貯蓄を増やすための4つのヒント

ここからは、年収350万円で1,000万円を貯めたい人に向けて、普段の生活のなかでできるヒントを4つ紹介します。

先取り貯金の習慣を身につける

「貯蓄を増やしたいのに、うまくいかない」という人は、「余ったら貯める」のではなく、「先に貯めて、余ったお金で生活する」という習慣を身につけましょう。まずは貯蓄用口座を作って、お給料をもらったらすぐに一定額を振り込んでしまいます。これを先取り貯金といいます。

振り込んだお金を定期預金にしておけば引き出すハードルが上がるため、より効果的です。初めにがんばりすぎると続かないので、少額ずつチャレンジしてみてはいかがでしょうか。