世界の国旗には、それぞれの国の歴史や文化が表れています。ただ、そうした旗ができるまでの道のりや、歴史的背景などをご存じの方は、それほど多くないのではないでしょうか。スポーツ中継やニュースなどでチラリと出てくる旗を「なんとなくのイメージで」覚えているという方も多いかもしれません。

 この記事では、41カ国の国旗の「まちがい」をさがしながら、それぞれの国の成り立ち、国旗にまつわる歴史を知るのがコンセプトの子ども向け書籍『国旗のまちがいさがし』(苅安望[監修]、クロスメディア・パブリッシング)から、選りすぐった問題を出題します(もちろん、国旗を茶化したり、ふざけて紹介したりする意図はまったくありません。「まちがい」は、国旗に興味を持ってもらいつつ、その意味や成り立ちがよくわかるように、そうした部分をあえてちがう体裁にしています)。

 今回の問題は、南半球の国、オーストラリアの旗です。子どもだけでなく、大人のみなさんも苦戦されるかもしれませんが、みなさんは上の国旗の「まちがい」、どこかわかりますか?(難易度★★★☆☆)

オーストラリアの主な国データ

 まずはオーストラリアがどんな国か、面積や人口など国に関する主要データを見ておきましょう。

正式国名:オーストラリア連邦(Australia)
首都:キャンベラ
面積:約769万2000km2(ジオサイエンス・オーストラリア)
人口:約2499万人(2018年豪州統計局)
通貨:豪州ドル
言語:英語