スーパーに滞在する時間も減少。20分未満が1.5倍に

COVID-19の前と現在とで、スーパーに滞在する時間はどう変化したのでしょうか。「10分未満」と「10分〜20分未満」の合計で見てみると、COVID-19前では31.9%、現在では45.7%と約1.5倍になったことがわかります。

COVID-19の流行前と現在での買い物時間の変化について(凸版印刷㈱・ONE COMPATH 『Shufoo!』の調査より)

逆に「30分~1時間未満」「1~2時間未満」「2時間以上」を合算してみると、31.8%から20.6%と3分の2に減少しています。20分〜30分を1つの節目として、滞在時間が減っていることが浮き彫りになりました。

スーパーでの滞在時間が短くなった理由・長くなった理由

滞在時間が短くなった理由としては「COVID-19の感染リスクを避けるため」が39.7%で最も多くなり、次いで「以前よりも計画的に買い物をするようになった」が21.7%、「自治体などの呼びかけに応じた」が5.1%となっています。

できるだけ短い時間でテキパキと買い物をすることで、人との接触を避け、結果的に感染リスクを抑えようという気持ちが強いことがわかります。

スーパーの滞在時間が変化した理由について(出典:凸版印刷㈱・ONE COMPATH 『Shufoo!』の調査より)

逆に滞在時間が長くなった人もいます。理由としては「チラシが少なくなり、計画が立てづらくなった」が6.0%、「買い物の頻度が減ったので、その分滞在時間が長くなった」が2.0%となりました。

スーパーでは混雑を避けるために特売をやめたり、あえてチラシを出さなくなりました。それが滞在時間を長くする結果につながった場合もあるようです。