変化する働き方〜新たな方法に目を向けるのも一つ
以前は育児中はパートで働くのみというイメージがありましたが、コロナ禍もあり、働き方は大きく変わりつつあります。職種によってはリモートワークが普及したり、クラウドソーシングで仕事を請けるなどして、フリーランスで働く人も徐々に増えてきています。
加えて30~40代の育児世代は、今後70歳まで仕事をする可能性についても考えるべきでしょう。35歳ならあと35年、40歳ならあと30年、仕事を続けることになります。子どもに手がかかるのは長くても10年前後。その後は仕事をする時間も一気に増えます。
今だけを考えるのでなく、長い目で先を見て「パート+フリーランス」「パート+資格取得」といった働き方をすることで、スキルや資格を身に付けるということも考えましょう。早いうちからスキルや資格を身に付けることで、子どもがある程度育った段階での就活がしやすくなる可能性もあります。
フリーランスでやっていたことが本業になる可能性もありますし、副業として続けていくこともできるかもしれません。資格を取得しておき、子どもが育ってきてから働くということもできます。正社員でなくても、選択肢を多く持っておくと安心度も高まるでしょう。
いざ離婚となると、まずは引っ越し費用や当面の生活費が必要でもあります。子どもが0~2歳の間はなかなか仕事ができないものですが、具体的な金額を計算しておくこと、キャリアプランを考えること、パートやフリーランスなどできることを少しずつ始めるといいでしょう。
西谷 都