今や3組に1組といわれる離婚。珍しくなくなってきた離婚ですが、特に思い悩む人が多いのが子どもが小さい間の離婚でしょう。

育児中の女性が離婚を考える際、最大の壁となるのは「仕事とお金」。子どものお迎えや看病といったこともあり、子どもが小さい間は正社員で働きにくいのが日本の現状です。

一方で、日々の生活の中で女性の頭に「離婚」の二文字ががよぎるとき、それはいずれ現実になることも少なくありません。そんなときには、早い段階で「仕事とお金」について具体的に考えましょう。

まずは「支給されるお金」を具体的に計算

不安になるのは、具体的な計算をしていないからとも言えます。離婚を考えるようになったら、まずは「支給されるお金」の具体的な金額を計算しましょう。

ひとり親は児童手当に加えて、所得によっては児童扶養手当を受け取ることもできます。「子どもが何歳のときに、自分は何歳で、いくら支給されるか。子どもが何歳まで支給されるか」などを表にしてみると、具体的な将来の計画を立てることができます。

また、自治体によって所得により児童育成手当を受け取ることができたり、住宅手当、医療費助成、公共料金の割引などがあります。自分が住んでいる自治体のひとり親向けの助成を確認しましょう。