「里帰り最終日に夫が迎えに来てくれて、数カ月ぶりに自宅へ戻りました。男一人で生活していたので散らかっているかもと心配していましたが、意外ときれいに掃除されていてホッとしていたんです。でも、そんな私の気持ちはあっさり裏切られることに。食器棚に大量の紙皿や紙コップ、割り箸のストックが置かれており、『これ、どうしたの?』と聞くと、『洗い物するのが嫌で、毎日これを使ってた』と夫が口にしたのです」
洗い物もきちんと片づけられている様子だったMさんのキッチン。しかし、それは洗い物を嫌がった夫が紙皿や紙コップを大量に買い込み、使い捨てしていただけだったのです。
「いくら面倒だからと言っても、“資源を大切に”と言われているこの時代に、紙皿や紙コップを使っていた夫に対して少しあきれてしまいました。これからは『洗い物お願いね』って言いにくくなるなと、少し不信感を抱いたのも事実です」
自炊までしていながら、食器は紙皿や紙コップ…というのは、普段当たり前に家事をこなしている人にとって衝撃的なエピソードなのではないでしょうか。妻の里帰り中に不倫をするような男性よりはよっぽどマシかもしれませんが、「なんだかなぁ…」な感じを抱いてしまうエピソードでした。
夫のトンデモ行動は一旦スルー…がいいのかも
妻の里帰り出産の間、夫には良くも悪くも一人の時間が増えます。結婚前にきちんとした一人暮らし経験のある人はともかく、そうでない男性はよほど強い意志をもっていない限り、“ふつうの生活のしかた”からたやすく脱線してしまうものなのかもしれません。
里帰り出産をしたあと、妻にとっては自宅に戻ってからが大変な時期のはじまり。夫に対してイラつく機会も増えますが、一旦は夫の驚くべき行動をスルーして、見なかったフリをするほうがストレスなく過ごせるかもしれませんね。
川西 まあさ