夫には「家事をしてやっている」という認識があると感じる

筆者の家庭では夫も比較的家事や育児に参加していると思っています。夫は15年程前、長男が2歳になるのをきっかけに、会社を辞めて育児に専念しました。今でいう「イクメン」です。

もともと子供の世話をする人だったので、それは今でも変わらない部分でもあります。とはいえ筆者も仕事をしているわけですが、夫と家事や育児において「平等」であるとはいえません。夫が家事をするといっても、家事全般をするわけではありません。掃除や洗濯は基本的にしませんし、調理の後片付けをしない、なんてことも。そして「家事をしてやっている感」があるのは事実です。

育児に関しても、例えば学校のPTAはほぼ筆者が参加しているので、同じように仕事をしているのになぜ家事や育児の負担が違うのかと不満を感じることもあるのが正直なところです。

でもそれを認め、少しでも女性の負担を減らしていくことが、今度の課題ではないでしょうか。そのため筆者が気をつけていることは、以下の3つです。

得意・不得意を見極める

家事や育児と大枠で考えたとき、いくつも細かい項目があります。その中で筆者と夫では得意分野が違うので、それぞれの得意不得意を踏まえて分担するようにしています。

例えば筆者は車の運転があまり好きではないので、子供の送迎などは夫が担当しています。一方フリーランスで働く筆者は時間の調整もしやすいので、平日の学校行事は筆者が担当しています。

これは得意というよりも、夫が参加するとなると仕事を休まないといけないので、だったら筆者が参加した方が効率がいいという考えです。

家事に関しても、例えば庭の草むしりや力仕事は夫が、掃除や洗濯はそれが嫌いではない筆者がする、というように、男女の特性や好みを踏まえて線引きをしています。