また、取引時間中にIOC委員が新型コロナの状況にかかわらず2021年の東京五輪が開催されるだろうと発言したことを好感し、五輪開催による業績へのインパクト期待で電通グループ(4324)が一時+7%高へ急騰し、終値も+5%弱高となっています。
その他では、中国の景況感改善を示す指標が出たことで、機械株の一角が大きく買い戻され、ファナックが一時+8%高に迫る急騰となり、オークマ(6103)、DMG森精機(6141)、THK(6481)などが大幅高となったことが目を引きました。
日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄
- ソフトバンクグループ(9984)
- 東京エレクトロン(8035)
- KDDI(9433)
先週後半から顕著となった米国ハイテク株安による損失計上懸念が拭えないソフトバンクグループが売られ、一時▲8%超安まで急落し、終値も▲7%超安の急落のまま引けました。
また、半導体関連株の一角も売られ、東京エレクトロンの他、SCREENホールディングス(7735)が▲5%弱安まで急落し、ディスコ(6146)も▲4%弱安まで大幅下落しています。
その他では、株価上昇が続いてきた小売り株の一角が利益確定売りに押され、ウエルシアホールディングス(3141)、ケーズホールディングス(8282)、西松屋チェーン(7545)などが大幅下落で引けたことが注目されました。
葛西 裕一