「私は自分の顔にも一等賞をつけていて、鼻筋がもう少し高くて輪郭がほっそりするといいなと思っていたから整形することにした。日本では整形って言うと『えー!』ってビックリされたり、後ろ指を指されたりするけれど、私は私なりの方法で一等賞を取ろうと思った」とBさん。

日本では整形というとポジティブなイメージはないかもしれませんが、Bさんは整形したことを隠すこともなく、自分の一等賞に邁進。結婚相手の一等賞を決めかねている最中だと楽しそうに教えてくれました。

何歳になっても「やってみよう」と思ったときが始め時

最後は40代のCさんです。彼は一般企業で管理職をしながら、アマチュアバンドのサポートとして楽器を演奏する土日を過ごす日々を送っていました。

「音楽が好きで、学生時代は自分でバンドを組んでいた。でも、みんなが一斉に、当たり前のように普通の民間企業への就職活動を始めていたときに自分も流されたんだと思う」と話します。

「そのまま何かを考えることなく働き続け、結婚して子どもが生まれたとき、この先に希望と未来が当たり前のように広がっている我が子を見て『いいよな〜』と思ってしまって…。一度そう思うと妬ましいような羨ましいような、なんだかヒリヒリした気持ちになった。でも、よくよく考えたら別に今から好きなことをやってもいいんだと思い直した」とCさん。