自分を大切にすることが相手へのマナーにも
自分が無理をすることで、自分だけでなく身近な人さえも巻き込んでしまう可能性がる感染症。過去にも「インフルエンザだけど熱が下がったので翌日に出勤した」というような社員によって職場にインフルエンザが流行ってしまったといった話が聞かれたこともありました。
「体調が悪いのを押して出勤」という行為を美徳としていた時代も、確かに古い日本にはあったかもしれません。しかし、感染症は「かからない」ことと「うつさない」ことが大切といわれる今、そういった行為は「美徳」なこととはとられないようです。
自分がしっかりと養生することで相手へのマナーにもなる。そんな基本的なことができない人がでてしまうのは、まだまだ日本の職場に休みにくい雰囲気があることも原因かもしれません。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)だけでなく「体調が悪い時や異変を感じたらゆっくり休む」ことが当たり前の社会になることこそが、「withコロナ」時代の大切な働き方改革のひとつとなるのではないでしょうか。
【参照】
BIGLOBE「withコロナ時代のストレスに関する調査」(全国の20代~60代の男女1,000人を対象)」
佐渡 六花