家計そのものを見直す!
住宅ローンの返済をよりスムーズに進めるため、家計全体の改善にも取り組みましょう。特に固定費の見直しは、家計改善に効果が期待できそうです。
まずは、保険やスマートフォンなどの契約内容を見直し、毎月の引き落とし額を減らせるようにしてみましょう。料金プラン変更だけではなく、不要なオプションを解約するだけでも節約になります。
さいごに
収入面に不安を抱えやすい今だからこそ、事前に住宅ローン破綻の対策をしておくことが大切です。とくに今年の冬は、コロナ不況の影響でボーナスが大きく減ってしまうかもしれません。
実際のところ、2008年のリーマンショックで影響を受けた企業の多くは、直近ではなくその次のボーナスを大きく減らしました。なかには減額ではなく、支給そのものを見送ったケースも。そのような場合でも、住宅ローンのボーナス払いは容赦なくやってきます。
コロナ不況の波が押し寄せる現在、リーマンショック時と似た状況になる可能性もゼロではありません。今のうちに返済計画の見直しや金融機関の乗り換えを行ない、余裕をもって返済できる状態にしておきましょう。
さらに固定費の節約にも着手しておけば、返済に充てるお金を捻出しやすくなります。給料明細を見てから焦ることのないよう、今のうちから万全の備えをしておきましょう。
【参考】
「令和元年度 民間住宅ローンの実態に関する調査 結果報告書」国土交通省
LIMO編集部