とある会社に勤務する中堅社員の主人公。ある日の業務時間中、係長に急ぎの書類作成を命じられました。しかし運悪く、主人公のPCは再起動のタイミングで更新がはじまってしまい、しばらく使えない状態になっています。
主人公が「ちょうど更新がはじまってしまって、しばらく作業が…」と説明をしたところ、「そんなもん、こうすりゃいいだろ。」と、PCの電源ボタンに手を伸ばす係長。どうやら、強制的に電源を切って更新を中断させ、先に仕事をさせてしまおうという魂胆のようです。
しかし、更新中の電源OFFはPCにとって大変危険な操作。主人公はあわてて「それはやめたほうが…。」と、係長を止めようとします。と、同時に頭の中で、いつものごとく入る妄想スイッチ。
もう少しで電源ボタンに指が届く…というタイミングで一瞬手を止めた係長。「このまま、電源を切るとでも思ったか?」とニヤリと笑ったかと思うと、指先から何かを放ち始めます。よく見ると、それは小さな係長の分身。小さな係長たちがPCの周りで動き出すと、アラ不思議。みるみる更新が進んでいくではありませんか!
「俺の分身を注入して、PCを高速化させているんだ。」と、自慢げに言い放つ係長。技術的に、どういう仕組みかはわからないけれど、まあ、なんだかすごいことには間違いない…。