ある日、ネットで節約方法を検索していたAさん、「節約の第一歩は家計簿をつけること」という記事を目にします。その記事を読み進むにつれ、Aさんは…
「そういえば私、家計簿つけてないな…。もしかしたら家計簿をつけずに大まかな予算で済ませていたのがいけなかったのかも」
と反省。さっそく家計簿をつけることを決意。と同時に、毎月の予算分けも一旦ストップしたそうです。
「家計簿」はつけた後が肝心!
さて、実際に家計簿をつけはじめて、Aさんの生活にはどのような変化があらわれたのでしょうか?
「実は…家計簿をつけはじめてから貯金どころか、生活費が赤字になりました」
Aさん宅の家計が赤字に転落した原因…それはなんと「家計簿」だというのです。
「予算を分けてやりくりしていたころは、あらかじめ給料から2万円を『貯蓄費』として貯金するようにしていました。それに、予算も決まっていたので、頭の中で『今月は後いくらでやりくり…』とある程度の残金を把握できていたんです。それが家計簿をつけはじめたら、『つけること』に満足してしまって見返すこともしなかった…というより、細かく記入していくのが想像以上に大変で、見返す気力がなくなって…。当然、使った分を記入するだけなんで、残金がいくらあるかも把握できてないですよね」
家計簿をつけたら「今まで以上に貯金できる」と信じて疑わなかったAさん。ふたを開けると、2万円+αの貯金どころか、なんと約5千円の赤字に。