「目の前にいるのに…」妻が感じる“精神的ワンオペ”

「ワンオペ育児」の「ワンオペ」とは元々、コンビニや飲食店などの一人勤務=「ワンオペレーション」を意味しており、夫婦のうち一方が単独で育児の全てをこなさなければならない、という過酷な状況を指して使われるようになりました。

多くの場合、ワンオペを強いられるのは妻のほうで、その場合の夫は単身赴任だったり、残業や休日出勤が当たり前のハードワーカー、あるいは入院中だったりと、「物理的に家にいない」状態が想定されます。

しかし、このたびのステイホーム期間中のように、夫が家にいるにもかかわらず、家事・育児に関与しないために「実質ワンオペ」「精神的ワンオペ」になってしまっている家庭も少なくないようです。

仕事などで物理的にその場にいないなら妻側もある程度の諦めがつく、という人は多いと思います。でも、テレワークや外出自粛によって家にいる、目の前にいるのに何もしないから、自分のワンオペが際立って余計にストレスに感じてしまうという側面が大きいのかもしれませんね。