「簡単な作業に見えていた」保育園の送り迎えで妻の大変さを実感

とはいえ、妻を「精神的ワンオペ」状態にしてしまっている夫も、いわゆる確信犯的に家事・育児に関わらないでいる人と、そもそも妻が一人で奮闘している状況に気がついていない人に分かれるようです。中には、それまでほとんど関与していなかった育児に参加するようになり、想像以上の苦労を経験して初めて、妻の大変さを実感したという人もいます。

フリーランスになったことをきっかけに、保育園へ通う息子の送り迎えを担当するようになったAさん。

「ただ園へ行って帰ってくるだけの簡単な作業だろう」と考えていた送迎が、キリがないほどの面倒事をはらんでいることを知りました。思った以上に時間をとられる他の保護者や先生とのやりとりに始まり、意外に複雑な園からの指示や関連行事の確認、車の渋滞や子どものグズグズに対するストレス…。

そして、保育園の送り迎えにまつわる一連の苦労が子育て中の多くのママたちが日々こなしている大変な仕事のたった一部に過ぎないと気づいた時、これまで妻への感謝や労いの気持ちを欠いていたことを深く反省したそうです。