自分で作った野菜を食べる安心感
Aさんは、自粛期間に買い物に行くことすら控えなければならないというムードだったときに「自分の畑さえあれば、なんとか生き延びられる」と感じたそうです。普段、私たちが口にしている食材は誰かが畑で作ってくれたものです。そんな「買わないと得られない食材」が、自分で野菜を作ったことで安心感が得られ、気持ちが落ち着いたそうです。
Aさん曰く「家庭菜園は、野菜に手を掛ければその分応えてくれますが、反対に手を抜けばそれなりの結果になります。また、夏場は水やりを怠れないので長期の旅行は難しいです。」とのこと。新しい生活様式時代、手をかけ目をかけ自分の食べるものを育てる家庭菜園は、新しい生活スタイルの一つになるのかもしれません。
【参考】
農林水産省「都市農業の振興・市民農園について」
経済産業省「商業動態統計」
堀田 馨