先生の無言の回答に、すべてを悟った祭さん。心臓マッサージを受けている小明神さんに目をやります。

「歩いた…。歩いたんやな…。最後まで諦めなかったけど、体がついていけなかったんやな…。」祭さんの目にじわりと涙が浮かびます。

先生の手の動きに合わせて聞こえてくる、小明神さんの心音を示すピッピッという音。それを聞きながら、祭さんは涙をぬぐい、意を決して口を開きました。「…うん、わかりました、大丈夫です。長い時間ありがとうございました。」祭さんが深々と頭を下げ、先生が手を止めます。そして、心臓が止まったことを告げるピーッという音が室内に鳴り響きました。

なんか、また今まで通り帰ってくると思ってたのに、急に終わってしまったな…。

突然襲った受け入れ難い現実。横たわる小明神さんの小さな身体を見つめて「今まで、本当によく頑張ったね。」と心で呟く祭さんなのでした。

チンチライフ、次回もどうぞお楽しみに。

【マンガ記事】チンチライフ!

チンチラさんたちと、飼い主の漫画家・祭さんが織りなす、ドタバタな毎日。チンチラって何?という方から、チンチラの飼い主さんまで、初めて情報からディープなチンチラ情報まで、楽しくお伝えしていきます。

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