少額投資で金融商品を買ってみる

今の時代、給料がどんどん上がるわけでもなく、超低金利なので預貯金だけではなかなかお金は殖えません。そのため、30代のうちに投資について勉強し、経験してみるのも貯蓄の選択肢を多くする一つの手です。

「投資で大損して資産を目減りさせてしまったという失敗話をよく耳にするから怖い」とか、「お金のことなんて難しくて、よくわからない」と思い込んでいる人がいるかもしれません。しかし、失敗の具体的な内容について聞いたことがありますか? 多くの場合、リスク管理をきちんとしていなかったり、無理のある資金管理をしていたことが大きな原因です。

投資はあくまで余裕資金、つまりなくなったとしても「まあ、いいか」と割り切れるお金でやるのが基本です。ゼロになったら即生活に困るような資金を投資につぎ込むのは明らかな間違いです。

お金のことはよくわからないと言う人もいますが、それではこの先お金とうまく付き合っていくことはできません。お金は私たちが小さい頃から馴染んできたものですし、若いうちからお金や投資の仕組みを知っておくことは、「お金のことはわからない」と言っている人よりも将来的に多くの選択肢を持つことにもなります。

お金や投資のことを知ったうえで「投資はしない」と決めるのならばいいのですが、何も知らない状態で「投資はしない」と決めてしまうのはもったいないでしょう。狭い選択肢の中からお金を貯める方法を考えなくてはなりません。

とはいえ、実践してみないことには、いくら理論を学んでも今一つピンとこないことも多いでしょう。そういうときには、お買い物や旅行などで貯まったポイントを使って投資を始めてみるという手もあります。

お買い物ついでに貯まったポイントなら、まさに余裕資金と言ってもいい部類のものでしょう。最近は100円もしくは1株から株が買える証券会社も増えてきたので、そういった少額から買うことができる証券会社を利用してポイントで株を買うのなら、ハードルも高くないのではないでしょうか。