「お金を貯めなきゃ」「老後資金を準備しないと…」と思いつつ、なかなか貯められていない人もいると思います。寿命が長くなっている今、老後資金を準備するなら余裕をもって30代のうちには始めておきたいものです。そこで今回は、早いうちに身につけておきたい「お金を貯めるための方法」について見ていきます。
確実にお金を貯めるため、自動振替を利用
まずは、そもそもお金を貯める習慣が身についていない、貯金がまったくできていない、という人に取り組んでみてほしい方法です。
とにかく確実にお金を貯めるためには、銀行の自動振替機能を使って給料日の翌営業日には貯蓄用口座に一定の金額を移動させましょう。この「先取り貯金」はお金を貯めるときの鉄則。それを実行に移すためにも、銀行の自動振替機能をフル活用するべきです。
たとえば、三菱UFJ銀行なら「定額自動送金サービス」という名称ですし、ネット系の楽天銀行なら「毎月おまかせ振込予約」という名称で提供されています。いったん始めれば後は手間がかからずにお金が確実に貯まる仕組みを、まずは一つ構築することができます。
iDeCo(イデコ)で確実に老後資金をつくる
iDeCo(イデコ)という名前を聞いたことはありますか? iDeCoとは、自分のために老後に使う年金を準備することができる制度(個人型確定拠出年金)のことです。
メリットは大きく3つ。1つ目は節税効果が見込めることです。個人年金保険で老後資金を準備しようと考えている人もいると思いますが、iDeCoの方がより大きな節税効果が望めます。というのは、iDeCoでは3つの場面で節税になるからです。