コロナ禍で妻が抱えるストレスとは
先ほどの調査結果から、子育て世帯におけるコロナ禍での生活に対し、夫婦それぞれで違った捉え方をしている傾向があると分かりました。夫側は「(子育て時間が)増えた」「積極的に子どもの面倒をみるようになった」という意見が目立つにもかかわらず、なぜ妻側はマイナスに捉えているケースが多いのでしょうか。その理由を聞いてみましょう。
朝からダラダラしないで!
「在宅勤務によって通勤する必要がなくなった夫は、出社時間ギリギリまでダラダラと過ごす毎日。子どもたちと話しながらニュースを見る夫の横で、私は朝食や登園の準備に追われています。そして幼稚園に送り届けて帰宅した途端、今から働こうとする夫に『コーヒーちょうだい』『インターホン鳴ってるよ』と声を掛けられるのです。
子どもが帰宅してもせいぜい話し相手になるくらいで、面倒なことは『トイレに行きたいんだって』『お腹空いたって言ってるよ』と私に伝言するだけ。通勤時間がなくなったぶん、ちょっと手伝ってくれてもいいのに…とイライラが募っていきます」
我が家の家計の現状、分かってるの?
「夫が在宅勤務になってから、家計の状況が一気に悪化しました。というのも、飲食店で働いていた私はシフトを削られ、収入が大幅にダウン。
それなのに、夫は子どもの前で『お昼は出前でも取ろうか』『残業がなくなったし、みんなで遊べるゲームでも買おうか』なんて言い出します。それを聞いた子どもは大喜び。
夫は『前よりも増えた家族の時間を大切にしよう』と考えているのかもしれませんが、少しは家計のことも考えてほしいです」