前述の業種ごとの平均給与にて「20~24歳」「25~29歳」の間の給与額の伸びが高かった点を考え合わせると、20代後半の転職については、「ここが頑張りどころ」ととどまるか、心機一転、新天地で高収入に挑むか、ちょっと悩ましい…といったところなのかもしれません。
さいごに
多くの人が、はじめて就職を経験し、そして社会人として大きく成長する20代。ただ、収入がいいというだけでは、仕事は長続きしません。「働きやすさ」や「やりがい」といった点も含め、総合的に考えて、自分に合った仕事・職場を選んでいきたいものですね。
【参考】
「就職プロセス調査(2021年卒)『2020年7月1日時点 内定状況』」株式会社リクルートキャリア
「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」厚生労働省
「平成30年(2018年)分民間給与実態統計調査」国税庁長官官房企画課
「令和元年上半期雇用動向調査結果の概要」厚生労働省
LIMO編集部