カップラーメンを食べようと思ったら起きる
赤ちゃんのお世話をしながら自分の食事を作るのは、至難の業だと言えます。授乳育児のために栄養バランスを考えて食事をしていた筆者ですが、たまにはカップラーメンで手抜きしたい日だってあります。
赤ちゃんをお昼寝させてからカップラーメンを1人ゆっくり食べようとすると、そんな時に限って寝室から「オギャ〜」と鳴き声が聞こえてくるではありませんか。「今お湯を入れたばっかりなのに…」「せめてお湯を入れる前に起きてくれたら…」「カップラーメン食べたかったなぁ…」という思いが頭をぐるぐる回る中、起きてしまった赤ちゃんを再び寝かしつけます。
そして当然、カップラーメンの蓋を開けると水分が全くない、伸びきった麺に仕上がっていました。
このように、育児中には「たった5分程度で事足りる食事」が叶わないことも珍しくありません。伸びたカップラーメン以外にも「焼き時間をオーバーしてパンが丸焦げになった」「温かいご飯をしばらく食べていない」というママたちもいて、育児をしながらの食事作りがいかに大変かを思い知らされます。
それでも子どもは可愛い
産後はホルモンバランスが急激に変化する人が多く、産後うつになりやすいとも言われています。精神的にダメージを受けやすい時期なのに、24時間体制で赤ちゃんのお世話をしなければならず、参ってしまうママたちを多く見てきました。
産後は「自分が想像しているよりもずっと厳しい日が続くもの」と捉え、夫婦でどのように育児や家事を分担していくのか、実家や義実家にどの程度お世話になるのかについても事前に話をしておくと良いでしょう。
命がひとつ誕生するということは、親が背負う責任も重く大変な毎日が続くということ。しかし、いくら寝不足になっても髪の毛が抜けてボロボロになっても、子どもの寝顔や笑顔を見ているとすべて許せてしまうから不思議なものです。
広瀬 あゆみ