授乳疲れが半端ない

筆者は完全母乳で子どもたちを育てましたが、長男・次男の授乳ではかなり「授乳疲れ」しました。育児本などでは「3時間おきに授乳」などと書かれていることも珍しくありませんが、育児本通りになるとは思わない方が良いでしょう。

なぜなら、筆者は基本的に「1〜2時間おきの授乳」を日課としており、夜中などは「30分おきに泣いて起きてくる」ことも度々あったため。

寝不足になってしまうのはもちろんですが、1日に何十回も授乳をすることで乳頭が切れて出血…それでも授乳はしなければいけないため、血を出しながら・歯を食いしばりながら授乳を続けていました。

その他にも、授乳トラブルとして有名な「乳腺炎」もよく患ってしまいやすいトラブルです。乳房が岩のように硬くなり、40度近くの高熱を出すこともあります。「出産がゴール」ではなく、出産は単なるスタートラインに立っただけなのですね。出産でボロボロになった体に鞭打って、その日からすぐに開始されるのが授乳です。

赤ちゃんに母乳を与えている母親の姿は尊くなるほど美しいですが、現実は様々なトラブルや困難が待ち受けているのです。

ほぼ毎日すっぴんに部屋着で過ごす

赤ちゃんが生まれると、しばらくは赤ちゃん中心の生活が続きます。赤ちゃんが寝ている時は一緒に寝て、赤ちゃんが起きたら授乳やオムツ替えなどのお世話に時間を費やすことになるでしょう。

そのため、産後は産前に比べて外出する機会がぐっと減り「1日中すっぴん」「ずっと部屋着のまま」という人も珍しくありません。筆者は昔から眉毛が薄く、夫の前でも必ず眉毛を描いていました。しかし、出産を機に「眉なし生活」がスタート!慣れない赤ちゃんのお世話でクタクタ&寝不足なので、とても眉毛を描く余裕がありませんでした。

そして、1日中家にいるので朝から夕方までずっと同じ部屋着ですごし、夫が帰宅する時間帯に焦って洋服に着替えるという日もあったほど。そんな生活をしばらく続け、子どもがハイハイを始めた頃。久しぶりに外出しようとメイクポーチを取り出すと、なんと化粧の仕方をすっかり忘れている自分に驚愕したものです!

その間、夫は何も言いませんでしたが、きっと「もう少しキレイにしたら?」と内心思っていたに違いありません…。