受験を語る時、「夏休みが天王山(夏休みの勉強が受験の明暗を分ける)」という言葉を耳にしたことはありますか?か。

大学受験を控えたお子さんを抱える家庭では、自宅での学習のサポートはもちろん、塾や予備校への送迎など、忙しくされている保護者の方も多いでしょう。

さて、子どもの受験や進学における親の最大の仕事は「費用面の準備」でしょう。お子さんを大学に進学させたいと考えている場合、いつまでに、どのぐらいの教育資金を準備しておかなくてはいけないものなのでしょうか?

キホンのお金は『入学金』『授業料』『施設・設備費』

大学そのものにかかる費用は、初年度のみ支払う『入学金』、在学中に支払う『授業料』『施設・設備費(私立大学のみ)』の3つです。

文部科学省が公表している『国公私立大学の授業料等の推移』『私立大学等の平成30年(2018年)度入学者に係る学生納付金等調査結果』によれば、これらの金額は以下のようになっています。

※文部科学省のデータをもとに編集部作成

 

なお、国立大学以外はあくまでも平均の金額になります。公立大学は「地域内出身者」か「地域外出身者」かによって金額に差が出ますし、私立大学は「文系」か「理系」かによってずいぶんと金額が変わります。また、医学部や薬学部、歯学部などになると6年間の学生生活を送ることになります。

よって、上記の表は、だいたいの目安ということでみていただいたほうがよいでしょう。

なお、入学した年には、上記の表にて「初年度納付金」としてあげた金額を、大学側に支払うことになります。(初年度納付金の方法は、一括納入方式、分割納入方式など、学校によって異なります)

参考
国公私立大学の授業料等の推移」文部科学省
私立大学等の平成30年度入学者に係る学生納付金等調査結果」文部科学省