また、「収入額や貯蓄額は知らないけど、ちゃんと管理しているだろう」と思っていたら、まったく貯蓄できていなかったり、多額の借金を作っていたりといったトラブルが起こる可能性もあります。

実際に筆者の周りでも「頑なに収入を隠すので信用できなくなった」「お金関係のトラブルで離婚した」という人がいたので、本当に今のスタンスでお互いが納得しているのかどうかを、あらためて夫婦で話し合ってみるのが良さそうですね。

おわりに

知人の女性の話を聞いたときには驚きましたが、調べてみると意外に収入や貯蓄についてパートナーと共有していない人が多いことがわかりました。

もちろん、人それぞれの考え方があるので、夫婦だから何でも共有するべきだとはいいません。しかし、お金の話は後々大きなトラブルに発展することがあります。

最低限、毎月何にいくらかかっているのか、貯蓄がどれくらいあるのか、生命保険や医療保険はどうなっているのか程度は、共有しておいたほうが安心かもしれません。

【参考】「夫婦の家計管理事情に関する調査」(松井証券株式会社調べ)

吉田 貴絵