一方で特徴的なのが預貯金に次いで多いのが生命保険です。生命保険で500万円弱ということで貯蓄全体の約2000万円と比べると、4割弱が生命保険となっています。

生命保険と言うと掛け捨て型の生命保険をイメージする方も多いかもしれませんが、日本における高年収層においては生命保険を貯蓄性のある金融商品として資産運用の一つの手段として活用しているということがわかります。生命保険を使う世の中で全く考えてないという方は改めて生命保険の活用の仕方について検討しても良いかもしれません。資産運用において情報がないというのは致命的です。

また有価証券の246万円と比較すると生命保険の位置付けは、日本の高年収層においてはより重要だということも見えてきます。

年収1250万円から1500万円の世帯について

それでは同様に、年収1250万円から1500万円の世帯についての貯蓄についても見ていきましょう。

貯蓄は2460万円となっています。先ほどの年収1000万円から1250万円の世代と比べると貯蓄は400万円ほど増加しています。