親子の大切な時間も奪う新型コロナウイルスを恨めしく思うとともに、夫に少しでも楽しい夏を過ごしてもらいたいと日本酒も用意しましたが、やはり値段はそれなりにします。普段の帰省時の心遣いをありがたいと思いつつ、同じような飲み物やお菓子を自腹で準備する大変さを身をもって知りました。

コロナ禍で一寸先は闇、先々のことに備えることも必要

帰省で発生する出費に比べれば大きくはないものの、家で過ごす夏休みもいざ準備を始めると意外とお金を使うことが増えています。S子さんのように自然災害時に活躍するアイテムを購入するのはアリだと思いますが、筆者の家のように「いつもの夏休みのように過ごしたい」という気持ちでついお金を使ってしまうのは正直避けたいところです。

本来ならばレジャーシーズン真っ只中の8月。コロナ禍で倒産や解雇など暗いニュースが取り上げられることも増えている中、「今年は帰省もないしお金はかからない」と油断していると意外と出費が続くこともあります。家族で楽しみつつも、改めてお金の使い方を見直すきっかけにしたいですね。

中山 まち子