業務用だけでなく、家庭用小麦粉も9月1日出荷分から1〜2%の値上げになります。日清フーズの薄力粉「「日清フラワーチャック付」(1kg入り)は267円から271円へ4円の値上げ、強力粉「日清カメリヤチャック付」が323円から326円の値上げになるようです(いずれも税別価格)。

加えて、4月1日納入分から食用油も値上げされ、日清オイリオグループの家庭用食用油で1kg当たり20円以上、価格が上がっています。値上げは中国の大豆やなたね搾油の減少など、さまざまな要因が重なっています。あわせて、業務用食用油も値上げされているので、飲食店でメニュー価格の見直しを余儀なくされるところもあるでしょう。

おわりに

じゃがいもやにんじんなど、家庭の定番メニューに欠かせない食材が値上がりすると毎日の献立に困ってしまいますよね。一過性であればいいのですが、梅雨明けした後は台風シーズンに入ります。また、7月の豪雨で農林水産関係の被害がかなり出ていることを考えると、まだまだ家計のやりくりに頭の痛い状況は続くでしょう。

さらに、日本だけでなく中国でも豪雨による水害が発生しています。アフリカや中東、インドなどでは、サバクトビバッタと呼ばれるバッタの大量発生によって、穀物などの食料が食べ荒らされる被害も深刻になっているため、今後輸入食材や、それらを使った加工品の価格に影響が出る可能性があります。

手軽に作れる料理の代表であるカレーライスですら当分は高級メニューになりそうですが、しばらくは冷凍野菜やカット野菜などを利用して、無駄をださないようにしながら食費を抑えるしかないかもしれません。

【参考資料】
北・東・西日本の日照不足と長雨に関する全般気象情報 第2号」(気象庁)
青果物卸売市場調査(旬別結果)品目別」(農林水産省)
野菜の生育状況及び価格見通し(令和2年8月)について」(農林水産省)
輸入小麦の政府売渡価格の改定について」(農林水産省)

中野 令子