地方で待つ家族は戦々恐々

地方の町に暮らすYさんは長男の嫁だそう。夫は三人兄弟の一番上で義実家近くに住んでおり、義父は持病があるといいます。例年ならお盆時期には都市部で暮らす夫の弟妹一家が義実家に帰省し、三世代十数人が集まる一大イベントが行われるそう。

「私たちの町はまだ感染者が数人という状態なのですが、夫の兄弟はどちらも都会に住んでいるのでこちらとはけた違いの感染者数と聞いています。当然今年は帰省してこないものと思っていたのですが、義母から『日程を短くしてこっちにくるみたい』と聞いてびっくりしました」

義母の話によると、義妹一家は車で2時間ほどの義実家への帰省を通常通り計画しているとのこと。しかも、義母も孫に会いたいからか好意的に受け入れているようなのです。

「義妹夫婦は共働きで不特定多数の人と触れ合う業種です。お子さんも保育園に通っているので、話を聞いた時は『無症状で感染している可能性は考えないの?』と思ってしまいました。また、義父の持病のことを承知しているはずの義母も止めないんだ…と私ひとり焦る気持ちに」Yさんのモヤモヤはさらに続いたそうです。