まもなく今年もお盆シーズンが到来します。例年なら地方への帰省ラッシュが始まる季節ですが、今年はコロナ禍ということもあり、例年同様にいかない人も多いのではないでしょうか。

帰省するかしないかの判断はふるさとを出て都市部で暮らす人の意志による部分が多く、ふるさとで待つ側は、今年は遠慮してほしいと思っていてもなかなか「こないで」とは言い出せないようです。

今年の里帰りはしないべき?

2020年8月2日の朝日新聞デジタル「#ニュース4U」によりますと、「この夏に旅行や帰省を考えている」という質問に対し、「いいえ」と答えた人は66%にのぼりました。また、20%が「迷っている」と答えていることからも、今年の里帰りは「帰らない方がいい」と思っている人が大多数を占めているようです。ただ、国や自治体から緊急事態宣言などが出されていないため「禁止されていないのならいいのでは」という意見も聞かれます。

2018年7月にソニー損保がおこなった「お盆の帰省に関する調査(20018)」によると、お盆の帰省にかかる費用は一世帯あたりの平均は21579円。なかでも、自家用車で帰省する人の平均は18393円となり、鉄道を利用する人の38493円、飛行機を利用する人の61583円に比べ安価で移動できることがわかっています。

加えて今年は「家族としか接しない自家用車での移動なら安全なのでは」という意見もあるようで、鉄道・飛行機利用者に比べ、自家用車利用家族は「安くて安心感がある」ため比較的帰省を計画する傾向にあるようです。