現金もプラスチックカードも消えていく…「バーチャル・アカウント・カード」とは何か

読者も財布の中に1枚はお持ちであろうクレジットカード。これはプラスチック製のカードで、現金と一緒に財布に入れておくのが普通です。筆者はキャッシュレス推進派で、なるべく現金を持たないようにしていますので、財布は持たずクレジットカードはスマホケースのカード入れに入れています。

いずれにせよ、物理的なカードは携帯しているわけですが、もうそろそろカード自体が不要になるだろうという動きがあります。

ちなみに筆者は、デバイス内に格納できるアップルペイとかモバイルSuicaがキャッシュレスでバーチャルだ、ということを言いたいのではありません。その決済インフラであるクレジットカードというプラスチック固形物が物理的になくなる可能性を言いたいのです。

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バーチャル・アカウント・カードとは?

筆者は米国のコンサルティング会社から相談を受けることがあります。回答時間10分程度の簡単な調査に協力することもあります。回答費用は大したことありませんが、しっかり謝礼が支払われます。

日本でも、さまざまな調査やアンケート等への回答に薄謝進呈するケースがあります。千円程度であれば、プリペイドカードや商品券等で支払いを受けるのがほとんどでしょう。

米国の場合、従来は振込やペイパル決済が多かったのですが、最近は「バーチャル・アカウント・カード」(以下、VAC)が多く使われているようです。

このVAC、日本では今のところあまり馴染みはありませんが、シンプルかつ先進的な仕組みです。簡単に言うと、支払者が現金を送る代わりに、サーバー上に開設した受取人の”仮想デビットカード”に入金するというものです。

参考記事

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太田 創
  • 太田 創
  • 一般社団法人日本つみたて投資協会
  • 代表理事

関西学院大学卒。1985年、三菱銀行入行。1988年より約10年間、ロンドンおよびサンパウロで資金為替・デリバティブ等の運用、投資信託の管理業務に携わる。
その後、2000年からシティグループ(米)、UBS(スイス)、フィデリティ(米)、GCIにおいて投資信託のマーケティング・商品企画を統括。現在は一般社団法人日本つみたて投資協会・代表理事。
主要な著書には、『ETF投資入門 』(日経BP 2008年)、『お金持ち入門』(実業之日本社 2015年 共著)、『毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資』(かんき出版 2019年)などがある。