定年後70歳代、みんな貯金1000万円以上持っているは本当か

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令和2年3月に高年齢者雇用安定法が改正され、令和3年4月から70歳までの雇用が企業に努力義務化されることになりました。

少子高齢化に伴い、私たちはたらく世代の老後はどんどん遠のいています。しかし、介護を受けたり寝たきりになったりせずに生活できる「健康寿命」をみてみると、女性は74.79歳、男性は72.14歳です。

60歳代はまだ頑張って働くことができても、さすがに70歳代は働けないという人も少なくありません。そこで、70歳代からはいよいよ本格的に資産を切り崩しながら生活していく必要が出てきます。

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そこで今回は、今の70歳代の人は切り崩して生活していけるだけの十分な資産を持っているのかをみていきたいと思います。

70歳代の人は預貯金を1000万円以上持っているのか

早速、70歳代の平均貯蓄額と中央値をみてみたいと思います。しるぽると(金融広報中央委員会)実施の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)」の結果によると、70歳代(金融資産保有世帯)平均貯蓄額と中央値は以下の通りです。

  • 平均貯蓄額:1,978万円
  • 中央値  :1,100万円

中央値とは、貯蓄額が少ない順に並べた時に全体の真ん中にくる人の金額を表しています。

一方、平均値は一部の極端に貯蓄が多い人の額に引きずられてしまい、値が大きくなりがちですが、中央値は金額で引きずられることがないため、より実態を反映した値といえます。

貯蓄額でみてみると、平均値、中央値ともに1,000万円以上の金融資産を持っていることがここでわかります。

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同志社大学卒。大学卒業後、京都信用金庫で投資信託や生命保険などを活用した資産運用アドバイス、相続相談、融資、為替業務などに従事。その後は福知山市役所で主に中小企業支援などに携わる。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、個人向け資産運用のサポート業務を行う。2級ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などを保有。