実際には「警戒」水準なのにその6割が楽観
さらに日本のスコアで「警戒」と分類された人たちの主観的評価を調べてみると、自身で「警戒」水準だとわかっていたのはわずか20%でした。
逆に「計画通り」とみている人は20%、「あと一歩」とみている人が39%となり、併せて6割近い人が実際には「警戒」水準なのに、自身の評価では楽観的になっていることがわかります。
また、本人の評価では「計画通り」に進んでいるとみている人の55%は残念ながらその水準まで達成していないこともわかりました。
こうした退職準備の遅れに対する認識のギャップは予想外に大きく、啓発活動の重要性が高いことを示しています。
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合同会社フィンウェル研究所代表 野尻 哲史