米中衝突が新たな火種に…コロナ関連の好材料もあるが市場に警戒感

【日経平均株価】テクニカル分析 2020年7月26日

国内では今週、大手企業の決算が相次いで発表されます。コロナ禍による業績への影響がどれほどなのか、さらに今後の見通しなどが注目されるところです。

28~29日には、米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれます。金融緩和追加策の有無が鍵になりそうです。翌30日の、米4~6月期・四半期実質国内総生産(GDP)も、投資家の関心を集めそうです。

三角保ち合いを上抜け堅調だが上値も重い

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。連休前で3営業日しかなかったことから値動きは小さく、ローソク足の実体も短くなりました。

ただし、5日移動平均線に下値をサポートされるように上昇しています。とは言うものの、目先意識されやすい23,000円近くになると利益確定の売りなども出て、上値が重い動きとなっています。

今後の展開はどうなるでしょうか。チャートの形は悪くありません。今月、いったんは25日線を割り込んだものの、すぐに回復しました。月初まで三角保ち合いのような形でもみ合っていましたが、それも上に抜けています。25日線も横ばいから上向きに転じています。

ここからもう一段上のステージに上がっていくためには、まずは6月9日の高値(23,185円)を超えてほしいところです。そうなると、現在の6月15日を底とする短期的な上昇トレンドを超え、今年3月19日からの中期的な上昇トレンドが再度形成されることになります。

節目となる24,000円や、1月17日の高値(24,115円)を突破し、さらに2018年10月2日の高値(24,448円)なども視野に入ってきて目線を上に持つことができます。

逆にここから調整があるとすれば、節目となる22,000円、6月29日の安値(21,969円)などが下値メドになるでしょう。ただし、今後、もみ合いが続いても、このあたりを割り込まない限りは「買い」でチャンスをうかがう姿勢でいいでしょう。

下原 一晃

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執筆者
下原 一晃

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。
株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。