今年は有名人の不倫問題が何度か大きな話題になりました。そうした騒動が報道されるたびに、筆者が経験した身近な人の不倫事件のことを思い出します。
不倫をする当人たちは青春時代のような恋愛感覚で楽しいのかもしれませんが、子供や配偶者など周囲の人間にとっては裏切りと迷惑な行為でしかありません。
この記事では、親のごくごく親しい知人の不倫騒動に巻き込まれたときのことを振り返り、子供の立場である10代の目線から本音を語ります。それは、精神的にも金銭的にも犠牲になるのは子供たちであることを、改めて認識してほしいからです。
筆者が不倫騒動を知っている理由
不倫騒動の当事者であるAさん・B男さん夫婦は、筆者の母がとても親しくしている人で、筆者も面識がありました。2人はとても仲が良く、筆者の母はよくB男さんからAさんの自慢話などを聞かされて「ごちそうさま、お腹いっぱい」と言っていたぐらいでした。
子供も2人産まれ、順調に見えた結婚生活でしたが、ある日を境にB男さんが「仕事が忙しい」を言い訳にして家に帰らなくなってしまったといいます。Aさんは本当に「仕事が忙しい」のだと信じていましたが、B男さんはこのときすでに、Cさんという女性と不倫をしていたのです。
筆者がそのことを詳しく知っているのは、不倫しているかどうかを調査するために、筆者の母がたびたび夜や深夜に家を留守にすることがあったためです。